ベルまんじゅう’s blog

日常で感じたことを主に書いていきます。

父親の役割とは……時代ごとに変化?

今週のお題「お父さん」

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もうすぐ父の日

 みなさんこんにちは。

明日6月21日は父の日になりますが、皆さん何か計画されたりしているんでしょうか? 世間的にはネクタイとかあげる人が多いのでしょうか……

 さて、今週のお題は「お父さんにつたえたいこと」です。伝いたいことを明確にするため、父親とはどんな存在かについて確認していきたいと思います。

 

父親の役割って?

 皆さんは父親についてどのようなイメージを抱いているでしょうか? 今では父親も育児参加することが強く求められ、「イクメン」などと呼ばれたりしていますね。皆さんのご家庭ではどんな感じでしょうか?

 

昔の父親

 昔の怖いものと言えば「地震」「雷」「火事」「おやじ」などと呼ばれたように、父親は怖い存在でした。でも、現在はそんな印象はないのではないでしょうか? これは世の中の仕組みだったりが強く影響していたことが研究されています。

 

富国強兵……学校や兵学校が父親代わりに?

 ご家庭によってはいまだに家事・子育ては母親で……というイメージが強いかもしれません。これは日本の文化が強く影響しているかと思われがちですが、「国の都合」のほうが強く影響されていたりします。

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国が父親代わりに……

 じつは江戸時代までは父親が教育や子育ての全般を担うことが普通でした。これは武士だったら武士らしく、農家だったら農家らしく……という感じでその家庭ごとに将来なれる職業が限定されていたことが強く影響しています。習うなら、その道のプロに倣ったほうが良いですよね? 当時もそのような考え方をしていたようです。

 つまり、江戸時代はみな「イクメン」だったわけです。

 意外だったでしょうか?

 ……しかし、このイクメンの流れが大きく変わったのが明治・大正時代です。皆さんもご存じのとおり、この時代は戦争に勝つために「富国強兵」が国策として行われていました。このような中、教育の場は次第に家庭から学校、そして兵学校へと変化していきました。この中で過程における父親の存在感は次第に薄れ、相対的に母親の役割が増加していったわけです。

 良妻賢母のイメージは明治・大正時代に作られたもの?

 富国強兵によって父親、息子が家にいる時間は極端に短くなりました。そんな中、家の仕事はだれがすることになるでしょうか? 母親しかいませんね。母親ががんばって父親を支える、息子を支えるといったことが必要になったわけです。

 つまり、良妻賢母で後ろから支えるイメージでいることは当時の政府にとってとても都合がよかったわけです。

 

では、現代の父親は?

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 現代の父親の役割についての確固たる研究は未だありません。諸説入り乱れている状況です。

 さて、今までの記述の中から皆さんは何を感じたでしょうか? 時代によって大きく変化する価値観があることがお分かりいただけたでしょうか。世の中にとって都合の良いイメージというものに白湯される要素があるということにお気づきになったでしょうか? ひょっとしたら「イクメン」も今の時代にとって都合の良い存在なのかもしれません……

 みなさんはどうお考えでしょうか……?