ヘリコプターの参考 その③「ヘリのマスク」
みなさんこんにちは。
不定期のヘリコプターシリーズです。
世の中では依然としてコロナが流行しているわけで、マスクは予防のために必須になっています。WHOではマスクに効果がない、などと昔に報道していた気もしますが、飛沫感染に対しては効果がありそうなものです。
マスクの効果についての論文を知っている方がいたら知りたいので、ぜひ教えていただきたいと思います。
さて、若干話が飛躍しますが、ヘリコプターもマスク的なものを装備しています。これはヘリコプターは不整地などの砂埃や草が舞う地域を飛行する特性上、必須の装備になっており「パーティクルセパレーター」という名称で知られています。
機体によってタイプが様々ありますが、基本原理は空気に回転を与えて遠心力でゴミのみを飛ばすタイプになります。
↑ 細部
ヘリに近づいてみると、上部カウリング部分に穴が何個も空いている様子がわかるものがあります。それが、パーティクルセパレータになります。
↑ 全体像
※ ベル412などのように、多数の穴ではないタイプもありますので、一概には言えませんが……
このような機構を利用して、ヘリはごみを吸い込まないようにできているわけです。安心設計ですね。