ヘリコプター工学の参考 その①「バリアブルデリバリピストンポンプ」
ヘリコプター工学の参考その①バリアブルデリバリピストンポンプ
吐出量を可変できる便利なポンプです。ピストンの原理をうまく使っているのがよくわかります。ヘリコプターではハイドロのシステムに組み込まれていることが多いです。
↓参考動画
https://www.youtube.com/watch?v=Qy1iV6EzNHg
※英語です。
構造・作動説明
- 駆動減とつながれたポンプの入力軸が回転し、入力軸とスプラインで結合されたシリンダブロックが回転
- この際、斜板状を移動するピストンは斜版の角度により往復運動をする
- シリンダブロックからピストンが突出する時、タンクから油を吸入し、突出する時油をバルブアクチュエータ側に吐出する
- バルブプレートにより吸入ポートと吐出ポートに分けられている。
可変ポンプ(バリアブルデリバリ)
- 斜板の傾斜角度が大きいほどピストン往復のストローク(ポンプの押しのけ容積)が大きく、角度がゼロの時、ピストンは往復運動をせず吐出量もゼロになる。
- 閉回路ポンプの場合は、さらに逆方向の角度をつけることで入力軸の回転が同じでも吸入と吐出を逆転させることができる。